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CMSと基幹システムを連携させるメリット

CMSを使って自社サイトを構築することは一般的になっていますが、社内の基幹システムとの連携によってさらに業務を効率化できることをご存じでしょうか。このページでは、CMSと基幹システムを連携させることによるメリットをご紹介していきます。

ウェブサイトはどんな企業にも必要!

これまではウェブに頼らない集客や宣伝だけで事業を展開することもできましたが、もはや現代においてウェブサイトがない企業は、社会に存在しないのと同様と言っても過言ではありません。商品やサービスのアピール、販売に使われるだけでなく、BtoBにおける取引先や就活生が会社をリサーチする際の入り口にもなっています。ウェブを使った積極的な発信は現代ビジネスにおいて必須と言えるでしょう。

CMSを使うことでウェブサイトの管理が効率化できる

ひと昔前までは、ウェブサイトは制作会社に外注して構築してもらい、更新やメンテナンスもすべてお任せするケースが多くありました。しかし、現在はCMSで構築したウェブサイトを導入し、自社でスピーディにコンテンツを掲載・更新し、メンテナンスやデザインも自社で行うことが珍しくなくなりました。

その立役者となったのが「CMS」、コンテンツ・マネジメント・システムです。その名の通り、サイトのコンテンツを管理するためのもの。ブログ感覚で情報を掲載し、更新することができるので、制作会社に更新を頼まなくても新着情報や商品情報などを発信していくことができるのです。

システム構築のために初期費用はかかりますが、そのあとのウェブサイトの管理は効率的になり、ランニングコストも削減できる可能性があります。CMSを使った自社サイトの運営はメリットが大きいと言って差し支えないでしょう。

ウェブサイトと基幹システムを連携させるメリット

ウェブサイトは対外的な情報発信に使うだけでなく、自社内の基幹システムと連携させて業務を効率化できる場合があります。具体的にはどのように役立つのか、以下でご紹介します。

二重入力の手間が省ける

取扱商品の在庫情報などをサイトでも公開している場合に、社内のデータとウェブで公開しているデータをバラバラに更新するのは二重の手間がかかります。これを、基幹システムとサイトを連携させておけば、一度データを入力するだけで両方が更新されることになり、工数が減って入力ミスのリスクも減ります。

常に新しい情報を提供できる

基幹システムで管理されている在庫状況や出荷状況を、ウェブサイトでも利用することができます。するとユーザーは常に最新の情報をウェブサイトで確認することができ、在庫切れの状態で注文を受けてしまうこともなくなります。

ウェブサイトの広告効果が高まる

上述のように、基幹システムとの連携によって質が高くてリアルタイムな情報をウェブサイトに公開することができるようになります。これにより、ユーザーのサイトの滞在時間が高くなり、広告効果の向上も望めます。

CMSと基幹システムのデータ連携のポイント

では、CMSと基幹システムを連携させる場合、どんなところに配慮して実施するべきなのでしょうか。

データの範囲

まずは、連携するデータの範囲を定義します。

BtoBのECサイトであれば、取引先のデータ、商品、注文情報などを扱うことになります。このうち、基幹システムとの間でどこまでの範囲を連携させるべきなのか検討します。

ECサイトとの連携をした場合に、取引情報の処理における業務の流れ、データの流れを考慮しながら、過不足なく連携できるような設計を心がけましょう。

量とタイミング

CMSと基幹システムの連携は、どのタイミングでデータをやりとりするのか決める必要があります。リアルタイム性の高い情報であれば、数分ごとなどの更新が必要になるでしょう。逆に、年1回だけ大きな更新がある、というタイプのサイトもあります。

既存の業務と照らし合わせながら、このデータのやりとりのタイミングを見定め、その際のデータ量や件数を検討しておきましょう。これによって、設計内容が大きく変わります。

方式を決定する

データ連携をする場合にどの方式で行うか検討することも重要なポイントです。基幹システムのデータベースに直接アクセスするのか、あるいはAPIを用意して連携するのか、あるいは基幹システムが出力するCSVファイルなどを使って連携するのか。

システムの状況によって利用できる方式は限られることもあります。適切な方式をよく検討しましょう。

基幹システムと連携できるCMS

基幹システムとの連携ができるCMSはさまざまですが、ここでは一部をご紹介します。代表例としてピックアップするのはHeartCore CMS。

HeartCoreの場合は、LDAP、OpenIDと連携して認証したり、ECサイトでは基幹システムと連携して、コンテンツや画面はHeartCoreで管理し、バックエンドはECシステムのビジネスロジックと連携させることができます。

SOAP連携モジュールを使って連携するパターンが一般的ですが、関数機能を使って独自の連携モジュールを開発することも可能です。

>>多種多様なシステムとHeratCoreの連携を公式サイトで見てみる

セキュリティが高いおすすめパッケージ型CMS比較

WAF、脆弱性対応、データ暗号化、操作ログの取得とDL、鍵管理(暗号化の鍵管理を行えるかどうか)、
プログラムソースのバージョン管理対応のパッケージ型CMS(2022年3月調査時点)の中から、目的ごとのオススメCMSをご紹介します。

基幹システムと連携できサイト内検索をデフォルト搭載

HeartCore CMS

引用元:HeartCore Webコンテンツ管理システム設定ガイド[PDF]
https://www.heartcore.co.jp/file.jsp?id=49551&version=ja

こんなサイトにおすすめ

導入コストが安く、
DBから情報を自動更新したい
ECサイト・中規模サイト

  • ECサイト
  • 基幹システム
    連携
  • 顧客・SEO解析したい
  • 数千~数万
    ページ
分類 動的CMS
サイト
規模
数千~数万ページ程度
主な
機能
基幹システムとの連携、サイト内検索機能、マルチドメイン、多言語対応(170ヶ国)、SNS連携、ヘッドレス配信機能
導入先企業 日本航空、三菱UFJモルガン・スタンレー証券など

公式サイトから
操作感がわかるデモを
依頼してみる

HeartCore CMSの詳しい機能や
導入事例を見てみる

Adobe Creative Cloudとのネイティブ連携できる唯一のCMS

Adobe Experience
Manager Sites

引用元:Adobe Experience Manager Sites公式HP
https://business.adobe.com/jp/products/experience-manager/sites/aem-sites.html

こんなサイトにおすすめ

豊富なマーケティング機能を駆使して成果改善したい大規模サイト

  • Adobe製品
    と連携
  • 動画や音声を
    利用
  • 大規模な企業
    サイト
  • 数万ページ以上
分類 動的CMS
サイト
規模
数万ページ以上
主な
機能
コンテンツのパーソナライズ化、Adobe製品と連携、ヘッドレス配信機能、マルチサイト管理、翻訳
導入先企業 mastercard、kaoなど

公式サイトから
導入の相談をしてみる

詳しい機能や
導入事例を見てみる

変更したパスワードを本人だけに通知できる

NOREN

引用元:WDONLINE
https://book.mynavi.jp/wdonline/detail_summary/id=102645

こんなサイトにおすすめ

更新頻度は少なめで、より強度なセキュリティを重視とする中規模サイト

  • イントラサイト
  • 多段階承認
    したい
  • 中規模サイト
  • 数千~数万
    ページ
分類 静的CMS
サイト
規模
数千~数万ページ程度
主な
機能
多段階承認フロー、多言語対応(日・英・中・韓)、タイマー自動公開、デザインテンプレート、共通部品
導入先企業 伊藤忠商事、神戸製鋼所など

公式サイトから
操作感がわかる
デモを依頼してみる

詳しい機能や
導入事例を見てみる

※1 動的CMSとは…閲覧者がアクセスするたびにHTMLを生成しユーザーごとに内容を出し分けたり変化させられるCMS
※2 静的CMSとは…閲覧者がアクセスするHTMLページを事前に準備しておくタイプのCMS

【選定条件】
HeartCore CMS…基幹システムとの連携ができ、サイト内検索がデフォルトで組み込まれているパッケージ型CMS
Adobe Experience Manager Sites…Adobe Creative Cloudとのネイティブ連携できる唯一のCMS
NOREN…パスワード変更の際、本人だけにパスワードを通知する機能があり、静的処理を行っているパッケージ型CMS