ここでは、業務用 CMSパッケージwebrelease2についてくわしく紹介しています。価格の一例や、導入実績、無料トライアルの有無、機能の特徴などを調べ、丁寧にまとめました。
「webrelease2」は、管理機能をはじめ多彩な機能が装備された、業務用 CMSパッケージです。大規模なサイトでもしっかり運用・管理が可能。目的に合わせた4製品が用意されています。
導入実績 | 800社以上 (2022年2月18日調査時点) |
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無料トライアル | ― |
配布形態 | 公式HPに記載なし |
業務用 CMSパッケージ「webrelease2」は、業務での使用を前提として作られているため、承認や操作履歴といった管理機能が豊富です。デフォルトで十分な機能があるので初期開発も必要なく、すぐにスタートできます。
商用CMSだからこその確実性の高い保守が提供されるため、セキュリティ面でも安心。また静的CMSならではの安定したパフォーマンス(動作性)を発揮してくれるのもポイントです。なお、webrelease2はオンプレミス、クラウドの両方に対応しています。
大手企業や官公庁、大学、金融機関など、さまざまな組織で導入されている「webrelease2」。今までの運用実績から、10,000 ページ以上ある大規模サイトでも、問題なく運用・管理できることが裏付けられています。
WebReleaseには「Enterprise Edition」「Workgroup Edition」「Enterprise AL」「Developer Edition」の4製品があります。「Enterprise Edition」が最上位製品で、「Workgroup Edition」は中規模サイト用。「Enterprise AL」は「Enterprise Edition」の機能を1年間使える期間ライセンスで、「Developer Edition」は開発用途限定製品です。
webrelease2の特徴として、静的コンテンツを生成するという点が挙げられるため、SEO対策を自由に行えます。webreleaseを導入してコンテンツのテンプレート化を行っておくことで、テンプレートの修正によって全てのページを一気に更新可能となり、SEOに関する作業の手間を省けます。
またwebreleaseのテンプレートは自由度が高いため、SEOの効果が期待できるパターンをテンプレート化することによって効果パターンの再利用ができるようになります。
webrelease2には、さまざまなセキュリティ対策が用意されています。たとえばログイン時にはIDとパスワードによる認証に加え、TOTPワンタイムパスワードの併用も可能、さらにWebReleaseにログインしたユーザに対してログイン通知メールを送信する設定も可能です。
また、アカウントに対して複数回連続してログイン失敗した場合には、そのアカウントを自動閉鎖することもできます。システム管理者により手動で閉鎖解除するまたは一定時間が経過したら自動で閉鎖を解除するという設定を行えます。
一般財団法人 リモート・センシング技術センター、国立大学法人 東京芸術大学、ソニーグループ ポータルサイト、株式会社フォトロン、学校法人明治大学 大学公式サイト、ダイハツ工業 企業情報サイト、凸版印刷株式会社など
一般財団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC)は人工衛星を利用したリモートセンシング技術のトップ機関です。RESTECの魅力を分かり易く表現するUIリニューアルを実施しました。画像製品・サービス一覧ページでは視覚的訴求力向上のために衛星画像を活用し、直観的に伝わるデザインへと全面的に刷新。合わせてスマートフォン対応の最適化も行いました。
CMSの選定もアイアクトが担当。高まるサイバー攻撃の脅威に備えるための「セキュリティに強い静的配信」や「セキュリティパッチ適用の容易性」、将来コンテンツが増えても使い続けるための「マルチコアCPU対応による高い性能・拡張性」を評価し、WebReleaseを提案。また従来使用していたWordPressからのリプレイスにともないCMS・Web基盤も再設計し刷新しました。
引用元:webrelease2( https://www.frameworks.co.jp/case_studies/case_studies.html)
COVID-19の影響による先行きの見えづらい社会状況の中で、多くの展覧会や大学祭が中止を余儀なくされる一方、学生やアーティストにオンラインでの発表の場を提供していくニーズが高まっています。東京藝術大学では年間を通じて行われる様々なイベントにおいて、開催制限や開催中止に備え、よりスピーディにWebサイトを構築するためのプラットフォームとしてWebRelease導入しました。
2020年度は大学祭、卒業・修了制作展の2つの大きなイベントの特設サイトをごく短期間に構築し、バーチャル開催イベントの事例としてメディアにも取り上げられるなど、高い評価を得ています。
引用元:webrelease2( https://www.frameworks.co.jp/case_studies/case_studies.html)
WEBサイトの管理・更新。とくに更新頻度が高いニュースを作成するのは使いやすい。複数のページ(多言語サイトなど)を管理するうえでも使いやすい。
以前使っていたCMSは動的であったため、プログラミング知識が必要とされる場面が多くあったが、このCMSに乗り換えてからは負担が減った。MAツールと連携させることで、デジタルマーケティングを強化することができた。
WebRelease 2 Enterprise Edition | 3,300,000円(税込) |
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WebRelease 2 Workgroup Edition | 550,000円(税込) |
WebRelease 2 Enterprise AL | 1,100,000円(税込) |
WebRelease 2 Developer Edition | 1,100,000円(税込) 他 |
動作環境 |
【オペレーティングシステム】 Amazon Linux 2 x86_64 Red Hat Enterprise Linux 8 8.0 - 8.6 x86_64 AlmaLinux 8 8.4 - 8.6 x86_64 Rocky Linux 8 8.4 - 8.6 x86_64 CentOS 8 8.0 - 8.6 x86_64 Red Hat Enterprise Linux 7 7.0 - 7.9 x86_64 CentOS 7 7.0 - 7.9 x86_64 Red Hat Enterprise Linux 6 6.0 - 6.10 x86_64 CentOS 6 6.0 - 6.10 x86_64 macOS Monterey v12 (Intel / Apple Silicon) macOS Big Sur v11 (Intel / Apple Silicon) macOS Catalina v10.15 (Intel) macOS Mojave v10.14 (Intel) macOS High Sierra v10.13 (Intel) macOS Sierra v10.12 (Intel) OS X El Capitan v10.11 (Intel) OS X Yosemite v10.10 (Intel) 【HTTP サーバ】 Apache 2 + mod_proxy(OS に同梱) 【Java 実行環境】 OpenJDK 8 (Amazon Corretto) (WebRelease2 に同梱) 【アプリケーションサーバ】 Tomcat 8.5(WebRelease2 に同梱) 【ハードウェア】 メモリ 2GB 以上、マルチコア CPU 推奨 |
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管理機能をはじめとした多彩な機能が装備されており、初期開発なくすぐに使えるのがポイントです。10,000 ページを超える規模のサイトにも対応するので、大規模サイトを作る場合にも適しています。
企業のCMS選びは、自社のサイト規模と用途に合うかどうか、そして自社をサイバー攻撃のリスクから守れるかにも注目しましょう。
WebReleaseは、さまざまな機能を搭載しているため初期開発を必要としない点が特徴であることから、「すぐに利用開始したい」と考えている方におすすめです。さらに、「導入コストやランニングコストを抑えたい」と考えている場合にもチェックしておきたいツールであるといえるでしょう。アップグレード版も用意されていますので、スモールスタートアップができる点も魅力です。
また、業務利用を前提としていることから、管理機能(承認や捜査履歴など)が充実している点も大きな特徴となっています。
\セキュリティが高いCMS徹底比較/
目的別おすすめCMSはこちら
社名 | 株式会社フレームワークスソフトウェア |
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所在地 | 東京都中央区銀座 7-15-4三島ビル4F |
電話番号 | 公式HPに記載なし |
URL | https://www.frameworks.co.jp/ |
WAF、脆弱性対応、データ暗号化、操作ログの取得とDL、鍵管理(暗号化の鍵管理を行えるかどうか)、
プログラムソースのバージョン管理対応のパッケージ型CMS(2022年3月調査時点)の中から、目的ごとのオススメCMSをご紹介します。
HeartCore CMS
引用元:HeartCore Webコンテンツ管理システム設定ガイド[PDF]
https://www.heartcore.co.jp/file.jsp?id=49551&version=ja
導入コストが安く、
DBから情報を自動更新したい
ECサイト・中規模サイト
分類 | 動的CMS |
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サイト 規模 |
数千~数万ページ程度 |
主な 機能 |
基幹システムとの連携、サイト内検索機能、マルチドメイン、多言語対応(170ヶ国)、SNS連携、ヘッドレス配信機能 |
導入先企業 | 日本航空、三菱UFJモルガン・スタンレー証券など |
Adobe Experience
Manager Sites
引用元:Adobe Experience Manager Sites公式HP
https://business.adobe.com/jp/products/experience-manager/sites/aem-sites.html
豊富なマーケティング機能を駆使して成果改善したい大規模サイト
分類 | 動的CMS |
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サイト 規模 |
数万ページ以上 |
主な 機能 |
コンテンツのパーソナライズ化、Adobe製品と連携、ヘッドレス配信機能、マルチサイト管理、翻訳 |
導入先企業 | mastercard、kaoなど |
NOREN
引用元:WDONLINE
https://book.mynavi.jp/wdonline/detail_summary/id=102645
更新頻度は少なめで、より強度なセキュリティを重視とする中規模サイト
分類 | 静的CMS |
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サイト 規模 |
数千~数万ページ程度 |
主な 機能 |
多段階承認フロー、多言語対応(日・英・中・韓)、タイマー自動公開、デザインテンプレート、共通部品 |
導入先企業 | 伊藤忠商事、神戸製鋼所など |
※1 動的CMSとは…閲覧者がアクセスするたびにHTMLを生成しユーザーごとに内容を出し分けたり変化させられるCMS
※2 静的CMSとは…閲覧者がアクセスするHTMLページを事前に準備しておくタイプのCMS
【選定条件】
HeartCore CMS…基幹システムとの連携ができ、サイト内検索がデフォルトで組み込まれているパッケージ型CMS
Adobe Experience Manager Sites…Adobe Creative Cloudとのネイティブ連携できる唯一のCMS
NOREN…パスワード変更の際、本人だけにパスワードを通知する機能があり、静的処理を行っているパッケージ型CMS