サイトリニューアルは、CMSを導入したり、乗り換えたりする絶好のチャンスです。これを機に優秀なCMSを導入し、自社サイトからの発信や受注の拡大を狙ってみてはいかがでしょうか。このページでは、サイトリニューアル時に導入しておきたいCMSをご紹介します。
CMSの導入にあたり、どのシステムを導入するべきか決めかねているご担当者の方も多いことと思います。まずはCMSの選び方をご紹介しましょう。
CMSとひとくちに言っても、製品ごとに得意とするものやできること・できないことがあります。機能ごとに特化したCMSもあり、自社サイトで達成したい目的に応じたCMSを選びましょう。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
CMSの導入によって得られるメリットや達成できる目的を考えてみるとよいでしょう。
上で考えた機能やカスタマイズ性を具体的にチェックしてみることも必要です。たとえばSEO対策のための分析機能や、記事のカテゴリ機能の使いやすさ。ブログの記事のアップのしやすさなど。
困ったらまずはCMSの機能一覧を眺めて、便利そうなものをピックアップしてみるのもよいでしょう。
CMSは、月額や年額で課金されるもの、初期費用のみかかる買切りのもの、無料のものなどがあります。基本的には長く使うものと考えるので、予算についてはよく考えておくとよいでしょう。
費用だけではなく、CMS導入によって削減できるコスト、伸びる売上も想定しながら予算を立てることが大切です。
どんな企業でも、情報漏洩やプライバシーには最大限の配慮と注意が必要です。特にECサイトでは個人情報を取り扱うため、厳重なセキュリティ対策が求められます。
CMSによってセキュリティ対策の厳重さが違うので、CMSごとの機能やポリシーをチェックしておきましょう。
そのほか、サイトやCMSの一括移行機能があるかどうか見ておくとよいでしょう。これがあれば、CMS間の引っ越しが簡単です。大規模サイトをツールなしで移行するのは骨が折れます。移行コストを抑えるために、一括移行機能も重要なポイントとなります。
最後に、パッケージ型の商用CMSの例を3製品ご紹介します。
コンテンツ管理、コミュニティ機能、ソーシャルメディア連携機能、アクセスログ統計機能、会員管理システム連携
EC連携、コンテンツ管理、アクセス解析、メール配信、デジタルマーケティングなど
コンテンツを複数のデバイスに表示、会員管理、承認ワークフロー、ニュース一覧自動更新など
WAF、脆弱性対応、データ暗号化、操作ログの取得とDL、鍵管理(暗号化の鍵管理を行えるかどうか)、
プログラムソースのバージョン管理対応のパッケージ型CMS(2022年3月調査時点)の中から、目的ごとのオススメCMSをご紹介します。
HeartCore CMS
引用元:HeartCore Webコンテンツ管理システム設定ガイド[PDF]
https://www.heartcore.co.jp/file.jsp?id=49551&version=ja
導入コストが安く、
DBから情報を自動更新したい
ECサイト・中規模サイト
分類 | 動的CMS |
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サイト 規模 |
数千~数万ページ程度 |
主な 機能 |
基幹システムとの連携、サイト内検索機能、マルチドメイン、多言語対応(170ヶ国)、SNS連携、ヘッドレス配信機能 |
導入先企業 | 日本航空、三菱UFJモルガン・スタンレー証券など |
Adobe Experience
Manager Sites
引用元:Adobe Experience Manager Sites公式HP
https://business.adobe.com/jp/products/experience-manager/sites/aem-sites.html
豊富なマーケティング機能を駆使して成果改善したい大規模サイト
分類 | 動的CMS |
---|---|
サイト 規模 |
数万ページ以上 |
主な 機能 |
コンテンツのパーソナライズ化、Adobe製品と連携、ヘッドレス配信機能、マルチサイト管理、翻訳 |
導入先企業 | mastercard、kaoなど |
NOREN
引用元:WDONLINE
https://book.mynavi.jp/wdonline/detail_summary/id=102645
更新頻度は少なめで、より強度なセキュリティを重視とする中規模サイト
分類 | 静的CMS |
---|---|
サイト 規模 |
数千~数万ページ程度 |
主な 機能 |
多段階承認フロー、多言語対応(日・英・中・韓)、タイマー自動公開、デザインテンプレート、共通部品 |
導入先企業 | 伊藤忠商事、神戸製鋼所など |
※1 動的CMSとは…閲覧者がアクセスするたびにHTMLを生成しユーザーごとに内容を出し分けたり変化させられるCMS
※2 静的CMSとは…閲覧者がアクセスするHTMLページを事前に準備しておくタイプのCMS
【選定条件】
HeartCore CMS…基幹システムとの連携ができ、サイト内検索がデフォルトで組み込まれているパッケージ型CMS
Adobe Experience Manager Sites…Adobe Creative Cloudとのネイティブ連携できる唯一のCMS
NOREN…パスワード変更の際、本人だけにパスワードを通知する機能があり、静的処理を行っているパッケージ型CMS